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施工事例の書き方|太陽光・蓄電池の施工店のサイトと口コミ

施工事例の書き方を、太陽光・蓄電池の施工店向けに。家の人が知りたい順の8項目と記入例、写真の撮り方、発電量・補助金・価格の載せ方、お客様の声の集め方とステマ規制、問い合わせが来るページの並びとフォームまで。

公開 株式会社Primap 編集部
事務所の机に屋根の太陽光パネルと外壁の蓄電池の写真を並べ、ノートにメモを書いている手元
※記事中の画像はイメージです

施工事例の書き方の基本は、工事の説明ではなく「どんな家が、何に困って相談し、何を選び、使い始めてどうだったか」を家の人が知りたい順に書くことです。太陽光・蓄電池の施工事例では、これに発電量・補助金・価格の数字を、前提や条件と一緒に載せることが加わります。

この記事の要点

  • 施工事例は「きっかけ→現地で見たこと→選んだ理由→工事→費用→使い始めて」の順に、施主の言葉を入れて書く
  • 写真は実際の工事を撮り、家が特定されない角度にする。生成画像を事例に使わない
  • 発電量は前提を添え、補助金は「もらえる」と言い切らない。お客様の声は原文のまま、許可を取って載せる
  • 事例の最後に、問い合わせのあとの流れとフォームを置く

施工事例の書き方は「家の人が知りたい順」に並べる

施工事例は、これから相談しようか迷っている家の人が「うちと似た家はどうしたのか」を確かめるために読みます。そのため、機器の型番や工事の手順から書き始めるより、相談のきっかけから順に、1 件を一つの話として読める並びにします。

自社サイトのイメージ
  1. どんな家か市区町村まで、建ててからの年数、屋根の形と向き、家族の人数。番地や名前は書かない。
  2. 相談のきっかけ電気代が上がった、売電の期間が終わる、停電が心配になった、補助金を知った、など。
  3. 現地調査で見たこと屋根の状態、日当たり、分電盤、蓄電池を置ける場所。そこから何を考えたか。
  4. 選んだ機器と理由容量や機種を、家族の電気の使い方と結び付けて書く。ほかの案を勧めなかった理由も。
  5. 工事の日数と様子何日かかったか、足場や停電の時間、近所への挨拶など、家の人が気にすること。
  6. 費用の幅と補助金工事の範囲と費用の幅、使った補助金の名前と年度。条件を添える。
  7. 使い始めてから施主の言葉で、暮らしがどう変わったか。了解を取って原文のまま。
  8. 担当者のひと言この家で気をつけたこと、同じような家の人に伝えたいこと。

いちばん差が出るのは 2 と 7 です。「電気代が気になって」「停電のとき冷蔵庫が止まったのが不安で」といったきっかけと、「夜もエアコンを気にせず使えるようになった」といった使い始めてからの話は、読む人が自分の家に重ねやすい部分です。Primap が記事LP を作るときも、機能の説明より、使っている場面とそのときの気持ちを書くことを大事にしています。施工事例でも、施主の言葉が一言入るだけで、カタログの説明とは違う読み物になります。

施工事例1件分の記入例

上の 8 項目を埋めると、1 件の施工事例は次のような形になります。下の記入例は書き方を示すための架空の例で、【 】の部分は実際の数字に置き換えてください。

項目 記入例
タイトル 【〇〇市】築【15】年の家に、蓄電池を後付け。売電の期間が終わったのをきっかけに
どんな家か 〇〇市の 2 階建て。屋根は南向きの切妻で、【10】年前に太陽光を設置済み。ご夫婦と高校生のお子さんの 3 人暮らし
相談のきっかけ 売電の期間が終わり、昼の電気を売るより家で使いたいと考えた。台風の停電で冷蔵庫が止まったことも気になっていた
現地調査で見たこと 分電盤の位置と、外壁の北側に蓄電池を置けるすき間を確認。停電のとき使いたい部屋を伺った
選んだ機器と理由 夜に使う電気の量から【〇】kWh の蓄電池を提案。停電時は冷蔵庫・照明・リビングのコンセントが使える配線にした
工事の様子 工事は【1】日。停電の時間は【〇】時間ほどで、事前にお伝えした
費用と補助金 工事一式で【〇〇〜〇〇】万円の範囲(税込)。【〇〇年度】の〇〇市の補助金を申請(審査のうえ交付が決まった)
使い始めてから 「夕方からの電気を気にしなくなりました」(施主の言葉・掲載の了解済み)
担当者のひと言 後付けは今のパワーコンディショナとの組み合わせで選べる機種が変わります。まず型番の写真を送っていただければ確認します

タイトルには、地域・家の条件・工事の内容・きっかけを入れます。家の人は「〇〇市 蓄電池」「蓄電池 後付け」のような言葉で探すため、こうした言葉がタイトルにあると、検索にも事例の一覧にも効きます。

写真の撮り方と、載せてよい範囲

施工事例の写真は、実際の工事で撮った写真だけを使い、家が特定されない角度で撮ります。写真は工事の丁寧さを伝えるいちばんの材料ですが、施主の家の写真でもあるため、撮る前と載せる前の 2 回、了解を取ります。

工事の前屋根と設置場所

屋根の状態、蓄電池を置く外壁、分電盤まわり。何を見て判断したかが伝わる写真。

工事中見えなくなる所

架台の固定、防水の処理、配線の取り回し。完成すると隠れる部分ほど信頼の材料になる。

完成機器と仕上がり

パネルの並び、蓄電池とパワーコンディショナの設置、配線の納まり。

使い始め暮らしの中の機器

モニターを見る手元、停電時に使えるコンセントの説明をしている場面など。

載せる前に、次の点を確かめます。

  • 施主から、写真と文章をサイトに載せる了解をもらった(口頭だけでなく書面かメールで)
  • 家の全景、表札、番地、車のナンバー、近所の家が写っていない
  • 施主や家族の顔、家の中の私物が写っていない(写すなら別に了解を取る)
  • 住所は市区町村まで、名前はイニシャルか「〇〇市 S 様」程度にしてある
  • メーカーのカタログ写真や生成画像を、自社の施工写真として載せていない

最後の点は、最近とくに気をつけたいところです。Primap では、記事LP で実際の体験や施工を見せる部分は実写にし、説明のための生成画像を使うときは「画像はイメージです」と書くことを決めています。施工事例は「この会社が本当にこの工事をした」という証拠として読まれるので、生成画像や他社の写真を混ぜると、読む人の信頼を損ないます。

発電量・電気代・補助金の数字を載せるときの書き方

施工事例に発電量・電気代・補助金の数字を載せるときは、数字だけを出さず、前提と条件を同じ場所に書きます。太陽光発電協会の「表示ガイドライン(2021 年度)」は、WEB ホームページも対象に含めたうえで、年間推定発電量を書くときは影・積雪・経年劣化・出力制御などの影響が考えられていないことを併記するよう示しています(太陽光発電協会「表示ガイドライン(2021 年度)」PDF)。

問い合わせから契約までの数字のイメージ
数字だけの書き方 前提を添えた書き方
年間発電量 【〇,〇〇〇】kWh(数字だけ) 年間推定発電量 【〇,〇〇〇】kWh(設置容量・方位・角度と計算の前提を添え、影・積雪・経年劣化・出力制御の影響は含まない旨を書く)
電気代が月【〇】万円下がる 施主に伺った設置前後の電気代の例。使い方や契約、電気料金の単価で変わることを添える
補助金 〇〇万円もらえる 【〇〇年度】の〇〇市の補助金を申請し、交付が決まった例。補助金には条件があり、予算に達すると受付が終わる
実質 0 円 使わない。ローンなどの条件を同じ画面に書ける場合だけ、条件と一緒に書く

補助金は年度ごとに中身が変わるため、事例を書いた年度を必ず書きます。Primap が蓄電池の広告で決めていることを一般化すると、補助金の額や受給を言い切らない、実績の額を出すときは年度と条件の注記を付ける、という 2 点に集約できます。補助金の調べ方と案内の仕方は、蓄電池・太陽光の補助金を営業に生かすで扱っています。

もう一つの工夫は、金額や補助金の数字を画像の中に焼き込まず、文章として書くことです。画像に入れてしまうと、年度が変わるたびに画像を作り直すことになり、古い数字が残りやすくなります。

価格の見せ方

施工事例の価格は、1 つの金額だけを大きく出すより、工事の範囲と費用の幅、何が含まれるかを一緒に書くほうが、問い合わせのあとの話が早くなります。家の人は「家庭用蓄電池 価格」(月間 2,900 回)や「蓄電池 価格」(月間 6,600 回)で調べてから業者を選ぶことが多く、価格の書き方がそのまま安心につながります(Google キーワードプランナー、2026 年 10 月に Primap 編集部が取得した月間検索数の目安)。

費用の内訳のイメージ
幅で書く工事一式の範囲

機器の容量と工事の範囲ごとに、費用の幅(税込)を書く。最安の例だけを出さない。

中身を書く含まれるもの

機器・工事・申請の手続き・保証など、その金額に何が入っているかを並べる。

条件を書く補助金を使った例

補助金を差し引いた額を出すなら、年度・自治体・条件を同じ場所に書く。

「〇〇万円〜」とだけ書くと、家の人はその金額でできると受け取ります。実際の見積もりがそれより高くなると、問い合わせのあとで不信につながります。価格の幅が家ごとに大きく変わる理由(屋根の形、配線の距離、分電盤の交換の有無など)を一言添えておくと、現地調査が必要な理由も伝わります。見積もりの説明の仕方は、現地調査・シミュレーション・見積もりにまとめています。

お客様の声・口コミの集め方と載せ方

お客様の声は、引き渡しの日にアンケート用紙で集め、掲載の了解を取ったものだけを原文のまま載せます。会社が書いた文章や、言い換えた文章を「お客様の声」として載せることはしません。

地図と口コミのイメージ
  1. アンケートを渡す引き渡しの日、試運転と使い方の説明のあとに、短いアンケート用紙を渡す。質問は「相談しようと思ったきっかけ」「決めた理由」「工事で良かった点・気になった点」の 3 つ程度。
  2. 掲載の了解を取るサイトに載せてよいか、名前の出し方(イニシャル・市区町村まで)をチェック欄で選んでもらう。
  3. 原文のまま載せる誤字の修正程度にとどめ、言葉を足したり、良い部分だけをつないだりしない。
  4. Google の口コミもお願いするアンケートと別に、地図の口コミも見返りなしでお願いする。

2023 年 10 月 1 日から、事業者の広告なのに一般の消費者がそれと分からない表示(ステルスマーケティング)は、景品表示法の違反になりました(消費者庁「令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。」)。社員や知り合いに頼んで書いてもらった感想を、一般の施主の声のように載せることは避けます。

Primap では、口コミとして見せる枠に入れるのは、実在の口コミの原文で掲載の了解があるものだけ、と決めています。漫画やイラストで声を表現するときは「お客様の声(イメージ)」と注記し、実際の口コミと混ぜません。Googleマップの口コミの頼み方は、施工店の Googleビジネスプロフィールで詳しく書いています。

問い合わせが来るページの並びとフォーム

施工事例のページは、読み終わった家の人が「うちも相談してみよう」と思ったときに、迷わず次に進める並びにします。事例のあとに、問い合わせのあと何が起きるかを書き、その下にフォームを置きます。

  1. お問い合わせフォームか電話で、気になっていることを伺う。この時点で契約の話はしない。
  2. 現地調査屋根・分電盤・設置場所を見て、家族の電気の使い方を伺う。費用がかかるかどうかもここに書く。
  3. ご提案とお見積もり機器の組み合わせと費用、補助金の対象になるかを説明する。
  4. 補助金の申請と工事申請の手伝いと、工事の日程の調整。工事のあとは点検の案内。

Primap が蓄電池の広告で記事を作るときも、申込のあとの流れを 4 つのステップで書くことにしています。家の人は「問い合わせたら、すぐ契約を迫られるのでは」と心配していることが多く、流れが見えるだけで連絡のハードルが下がります。

フォームの項目は、最初の連絡に必要なものだけにします。

項目 考え方
お名前・電話番号 必須。折り返しの連絡に使う。連絡してよい時間帯も選べると親切
住所(市区町村まで) 必須。伺える地域かを確かめる。番地は現地調査の日程を決めるときに伺えば足りる
ご相談の内容 選ぶ形にする(太陽光の新設・蓄電池の後付け・点検・補助金の相談・その他)。自由記入は任意
今の設備 任意。太陽光の有無、設置した年、パワーコンディショナの型番の写真など
資料だけ欲しい 「お問い合わせ」と「資料請求」を選べるようにしておくと、まだ迷っている人も連絡しやすい

ページを直すときは、ボタンを増やしたり位置を変えたりすることより、事例の中身・写真・流れの説明を良くすることを優先します。Primap が記事LP の成果を見るときも、ボタンの数や位置を主な原因とは考えず、何を言っているか、どう見せているかを見直します。スマートフォンと PC では読まれ方が違うので、数字はデバイスに分けて見ます。

施工事例を書き続ける社内の決めごと

施工事例は、1 本の出来よりも、工事のたびに無理なく 1 件ずつ増えていく仕組みのほうが効きます。そのために、写真と了解を「引き渡しの作業」の中に組み込みます。

  • 工事の前・工事中・完成の写真を撮ることを、施工の担当のチェック表に入れた
  • 引き渡しの書類に、写真と文章の掲載の了解を取る欄とアンケート用紙を入れた
  • 事例を書く担当(営業か事務)と、月に何件書くかを決めた
  • 一覧で「機器(太陽光・蓄電池)」「工事の種類(新設・後付け・交換)」「地域」で絞り込めるようにした
  • 年度が変わったら、事例の補助金の記載に年度が書いてあるかを見直す日を決めた

書いた施工事例は、Googleビジネスプロフィールの写真や投稿、チラシの裏面、広告から来る人に向けた記事LP にも使えます。広告から来た人に事例を見せる組み立ては、太陽光・蓄電池の Web 広告で紹介しています。事例を書く時間がとれない場合は、記事LP やフォームの制作を施工店向けの広告運用と一緒に任せる方法もあります。

よくある質問

施工事例は何件くらい載せればよいですか

施工事例の件数に決まった目安はなく、扱う工事の種類(太陽光の新設・蓄電池の後付け・交換など)ごとに、似た家の人が自分の家に重ねられる例がそろっているかで考えます。最初は種類ごとに数件をそろえ、工事のたびに 1 件ずつ足していきます。

施主の了解が取れない工事は載せられませんか

施主の了解が取れない工事は、施工事例として載せません。どうしても工事の内容を紹介したいときは、家が分からない部分の写真(配線の納まりなど)だけを、施主の了解を取って「工事の様子」として使います。

補助金の金額は事例に書いてもよいですか

補助金の金額は、年度・自治体・制度の名前と、条件がある旨を添えれば事例に書けます。「もらえる」と言い切らず、「申請し、交付が決まった例」として書き、年度が変わったら記載を見直します。

お客様の声の文章を読みやすく直してもよいですか

お客様の声の文章は、誤字の修正程度にとどめ、言葉を足したり意味を変えたりしないようにします。読みやすさのために短くしたいときは、どこを省いたかが分かる形にし、施主に確認してから載せます。

自社サイトが古くて直せないときはどうすればよいですか

自社サイトが古くて直せないときは、施工事例と問い合わせフォームだけの 1 ページを別に作る方法があります。広告から来る人にはそのページを見せ、サイト全体の作り直しは落ち着いてから進めます。

まとめ

施工事例の書き方は、家の人が知りたい順に、きっかけ・現地で見たこと・選んだ理由・工事・費用・使い始めてからの話を 1 件の話として並べることです。写真は実際の工事を家が特定されない角度で撮り、発電量には前提を、補助金には年度と条件を添えます。お客様の声は了解を取って原文のまま載せ、事例の最後に問い合わせのあとの流れとフォームを置いてください。

株式会社Primap 編集部

東京都・関東・関西・九州で蓄電池・太陽光の広告を運用している株式会社Primap の編集部です。制度・数字は公開日時点の公式資料をもとにし、出典をリンクしています。記事の中の例は、わかりやすくするための一般的な例で、特定の会社の事例ではありません。

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